MySQL Community Server 5.6.15インストール後の設定方法

【目的】
MySQL Community Server 5.6.15のRPM(64bit)のインストール後の設定を行います。
※今回はScientific Linuxにインストールします。



【準備】
１．「MySQL Community Server 5.6.15のRPM(64bit)のインストール方法」の手順でMySQLをインストールしておきます。



【手順１】
１．以下のコマンドで不要な「my.cnf」を削除します。

# rm /usr/my.cnf

【手順２】
１．以下のコマンドで「my.cnf」を作成します。

# vi /etc/my.cnf

【手順３】
１．以下の様に「my.cnf」を入力します。
※テーブル毎にファイルを分割する設定としています。

[mysqld]
user=mysql
datadir=/data/mysql
socket=/data/mysql/mysql.sock
character-set-server=utf8mb4
default-storage-engine=InnoDB

# InnoDB設定
innodb_file_per_table
innodb_data_file_path=ibdata1:50M:autoextend


[mysql]
default-character-set=utf8mb4


[client]
default-character-set=utf8mb4
socket=/data/mysql/mysql.sock

【手順４】
１．以下のコマンドでデフォルトの初期データを削除。

# cd /var/lib
# rm  -fr mysql/

【手順５】
１．以下のコマンドでデータディレクトリを作成。

# mkdir /data

【手順６】
１．以下のコマンドでデータを初期化。

# mysql_install_db --user=mysql --datadir=/data/mysql

【手順７】
１．以下の様に初期化が完了します。

【手順８】
１．以下のコマンドでmysqlを起動。

# /etc/init.d/mysql start

【手順９】
１．以下のセキュアインストールを実施。

# mysql_secure_installation

【手順１０】
１．エラーが出る場合は以下の様にシンボリックリンクを作成。

# mkdir /var/lib/mysql
# ln -s /data/mysql/mysql.sock /var/lib/mysql/mysql.sock

【手順１１】
１．再度、セキュアインストールを実施。
※内容は以下の通りに入力。

Enter current password for root (enter for none):(Enterキー)
Change the root password? [Y/n] n               
Remove anonymous users? [Y/n] Y
Disallow root login remotely? [Y/n] Y
Remove test database and access to it? [Y/n] Y
Reload privilege tables now? [Y/n] Y

【手順１２】
１．以下の様にセキュア化が完了します。

【手順１３】
１．【手順１０】でシンボリックリンクを作成した場合は、以下の様に削除すれば完了。

# mkdir /var/lib/mysql
# ln -s /data/mysql/mysql.sock /var/lib/mysql/mysql.sock

以上です。